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​理事長ご挨拶

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日本ユーフォニアム・テューバ協会

​理事長 佐藤 和彦

このたび日本ユーフォニアムテューバ協会の理事長を拝命いたしました佐藤和彦と申します。皆さまのご協力のもと、協会の更なる発展に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 

本協会の存在意義は大きく二つあると考えます。一つはプロフェッショナルとアマチュアの垣根を超えた演奏や交流の場を作ることです。日本のクラシック音楽シーン全体を考えた時に、オーケストラでも吹奏楽でもプロフェッショナルよりもアマチュアのほうが圧倒的に人口が多いのは明らかです。中高生の吹奏楽部などの規模を考えるとアマチュア奏者の層の厚さというのは計り知れないものがあります。もちろん選ばれた一握りのプロフェッショナルが音楽業界をリードして行くことは大切だと思いますが、プロとアマが交流しお互いの意見を交換することによって、バランス良く音楽業界が発展していくのではないかと考えています。そのような意味で協会が毎年行っている主催イベントでは特にアマチュアの方々が積極的に参加できる企画をしていきたいと考えています。また年間4回発行している会報も情報発信や交流に大いに活用して欲しいと思います。

 

もう一つの使命は日本の将来を担う演奏家を育てることだと考えています。1985年に協会が設立されたきっかけとなったのが日本管打楽器コンクールでしたが、その後協会主催の学生コンクールが誕生し、回を重ねるごとに注目度の高いコンクールに成長しました。ご存知の通りユーフォニアムはフルタイムの演奏家としてのポジションは少なく、テューバも各オーケストラに一つという他の楽器と比べると決して多くないポジションです。プロを目指す学生にとっては非常に厳しい現状ですが、それでも諦めず、切磋琢磨して欲しいのです。視野を広げ、世界に目を向けることも大切です。そのための手助けとして学生コンクールやクリニックの開催、海外アーティスト招致への協力などの事業をさらに充実させていきたいと考えています。

 

以上の方針を軸に、今後ユーフォニアム•テューバ愛好家の皆様に喜んでいただけるような企画を考えていきたいと思いますので、協会員はもちろん、協会員以外の皆様にも我々の活動に興味を持っていただけると幸いです。

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